縫製工房 k a g a r i


kagariは、


愛知一宮 ・木玉毛織の一画にアトリエを構える

小さな縫製グループです




「縫製工房kagari」は、のどかな田んぼとのこぎり屋根のある
愛知県一宮市/
明治28年創業の
木玉毛織株式会社」さんの軒先をお借りし、
たった1台のミシンからスタートしました。

おかげさまで2024年で11年目。
ミシンもスタッフも生徒さんも、そして仲間も増えました。

2023年春よりkagariの”洋裁教室”は
より高みを目指す”縫製塾”へと変わりました。

これからも一針一針、ゆっくりまっすぐ
尾州産地と関わってまいります。

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”尾州”とは、むかしで言う
尾張国(おわりのくに)のこと。

この一帯は明治時代後半より
毛織物で栄えたエリアです。

木曽川の豊富な軟水が
良い作用をしました。

尾州は現在も、
*”世界三大毛織物産地”のひとつです。

*英国のハダースフィールド、イタリアのビエラ、そして日本の尾州を指します





”洋裁教室”を一新、2024年も縫製に特化します
"縫 製 塾"

本科とキッズ科、やる気の2クラス開校です

”縫製塾” 本 科

~今より一歩先の専門性を目指す方向け~
※初心者クラスではありません。
【トレーニング方式で高い縫製スキルを習得します】
製品をつくりたい、既にブランド化している、縫製職に就きたい…。
各自の目的・目標に沿ったサポート指導いたします。”中級以上の縫製技術”をプロから、ほぼマンツーマンで学べるチャンスです。
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 平 日   14:00-15:30/16:00-17:30/19:00-20:30 
 第2.4土  15:00-16:30/18:00-19:30 
予約制:料金1人あたり¥8,250(1.5h・1クラス1-2名) 
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講師:恩田 要(kanon work studio 代表)
一宮で縫製工場を営む家の長男に生まれ、”ミシン遊び”で幼少期を過ごす。
生産管理や二次加工現場、実家の工場勤務を経て独立。自身の工場を7年間経営の後 kanon work studio を設立。現在は”流れの縫製スペシャリスト”として縫製工場や若手技術者を指導する出張テクニカルアドバイザーとして活動。使い方不明のアタッチメント器具の指導、Tシャツからダウンジャケットまで幅広く対応する創作系縫製士。自らもサンプル依頼を受けて難しい内容に取り組み、”生涯見習い”をモットーに研鑽を積んでいる。

”縫製塾” キ ッ ズ 科

~あふれるイメージを具現化していく体験型知育~
【思いっきりわがままに、考えながら作る喜びを】
キッズ達の自由なアイデアをカタチにしていく発見の2時間です。小物づくりから徐々にミシンに慣れていきます。知らず知らずに身につく技術と体験はかけがえのない宝になるでしょう。
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 第1・3土曜  13:00-15:00予約制 )
料金: ¥2,500+布と材料代(2025年より料金改定します)
持ち物:上履き・飲み物(自宅のミシン持込可)

講師:kagariスタッフが丁寧に縫製指導いたします。
各種ミシンや道具は貸出します
使用する生地やイメージ資料はご準備ください
春夏冬休みはキッズ塾SP
裁断から仕上げまで、じぶんで作る喜びを体験します
工場内でイベント開催もあります
尾州のカレントキタマオンライン から刺激を受けています
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k a g a r i の 小 ロ ッ ト 縫 製

お困りごとはなんですか?
  • 最低ロット、ズバリ何枚からですか?
  • バッグや小物も受注可能ですか?
  • 布帛とカットソーがミックスしても大丈夫?
  • どこに頼んでも断られたのですが…
  • デザインや仕様の相談からのってくれますか?
  • などなど
  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

まずはあなたのご要望をお聞かせ下さい

【 設 備 】
工業用ミシン4台・工業用ロック2台・家庭用ミシン4台・家庭用ロック3台
穴カガリミシン・ハトメボタンホール用ミシン・工業用相互送りミシン
まつり縫いミシン・ボタン付ミシン・カンヌキミシン他

k a g a r i の ス タ ッ フ 紹 介

家事や育児を両立しながら元気に集まっています

代表  宮本純子

関西生まれ・愛知県一宮市在住
2013年、木玉毛織の倉庫で「ハンガー見本」に出会い尾州毛織の伝統を残したいという熱い想いでkagariを立ち上げる。カットソーを主に布帛も手掛ける。

スタッフ 水野佳奈

愛知県一宮市在住
服飾専門学校卒
Kagariの”洋裁教室”に参加後2021年にスタッフになる。”お直し部門”「マル秘カスタム」担当。一児の母。

スタッフ 杉原千佐子

愛知県一宮市生まれ
2011年、an.co.として作家活動をスタート。2021年よりkagariに参加。縫製の奥深さを体感・実感しながら日々奮闘中。縫製工房ならではの「すてきなもの」が発信出来るよう模索中。@an_co

求む、職業用&ロックお持ちの「縫製士」さん!

ご自宅でのお仕事可能。シンプルな単価制です。ご興味ある方、ぜひkagariの即戦力になってください。詳細は下の「お問合せ」よりお気軽にお尋ねください。

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サンプル 太郎
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お 問 合 せ

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k a g a r i の は じ ま り

「ハンガー見本」に出会ったのが最初でした
レトロなハギレとの出会い
のちにkagariを立ち上げることになる宮本が、木玉毛織主催の「手織り教室」に通っていたある日のこと。たまたま置いてあったクッションに目を留めました。その生地の佇まいが良かったので、木玉毛織の社長にそう伝えると、となりの倉庫まで宮本を連れて行き、天井まで届くおびただしい「ハンガー見本」を見せてくれました。毛織反物のサンプルとしてとってあるハギレの山。昭和レトロでクラシック。まじめに丁寧に織られた尾州毛織の貴重なアーカイブ。そんな宝の山がそびえていました。 
この布を活用したい
およそ30cm×60cm。ハギレのため中途半端なサイズです。洋服を作る大きさではありません。いくら良くても反物はもう織れない。このハギレの山は長く放置され処分待ちの状態。ほかの工場でも似たような状況とのこと。あのクッションカバーは「ハンガー見本」をパッチワークしたものでした。こんなにステキな布が不要品扱いな現実に衝撃を受けます。「この布たちを有効利用して尾州毛織の伝統文化を繋げていきたい」と、何もわからないままこの想いを木玉毛織の社長へ伝えました。
kagariがスタート
「その熱意でやってごらん」思いがけず快諾してもらえました。そこからはとんとん拍子。「ハギレの山」倉庫をアトリエとして協賛して頂き、あれよあれよでミシンを持ち込みスタッフを募りました。こうして《縫製工房kagari》は、愛知一宮・木玉毛織株式会社の一画で2013年にスタートします。現在は、小ロット受注縫製や縫製教室をメインに、イベント出店時はハンガー見本を使ったオリジナル品販売もしています。最近では尾州のカレントとの新しいつながり等々、活動の幅を広げています。
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お 直 し 承 り ま す

【お直しメニューのご紹介】
納期は2週間頂きます(メニューによって異なる場合がございます)

パンツ・スカート丈カスタム

職人による手まつり仕上げ
二つ折り/三つ折り/ルイス/手まつり等で丈調整を行います

袖口カスタム

着脱や腕まくりがしやすくなります
袖口をゴム仕様に変更します

ボタンカスタム

便利なマグネットボタンに変更
お好きなボタンに変更します

シルエットカスタム

ジャケットの脇を詰めることでスリムシルエットに
トップスの身幅を細くしたりパンツのシルエット等を変更します

ループカスタム

ベルトループがないボトムスもベルトがつけられるようになります
お好きな箇所にお好きな生地でループを取り付けます

袖丈カスタム

自分にぴったりの袖丈になります
二つ折り、三つ折り、見返し仕立てなどの方法で丈調整を行います

ポケットカスタム

オリジナルポケットが付けられます
パッチ(縫い付け)ポケットをお好きな生地で追加します

マル秘カスタム

職人が直接承ります お気軽にご相談下さい
メニュー以外の新しいカスタムを承ります

「マル秘カスタム」の問合せはお電話で 

担当:kagariスタッフ 水野
090-2191-4061/10-17時(土日祝休)

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~”尾州のカレントによるインタビュー記事を掲載させて頂きました~

「マル秘カスタム」誕生秘話


愛知県一宮市にある工場、木玉毛織。

その中にある”縫製工房Kagari”の「マル秘カスタム」は、

誰でも縫製職人に直接相談して服をカスタムする事が出来る

今までに無いお直しサービスです。
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その誕生には、木玉毛織の木全恵理子さん、
そして縫製工房Kagariの水野佳奈さんの出会いと
2人の特別な想いがありました。
木全恵理子さん(写真左)インタビュー

―自身の病気について教えて下さい
『脊髄小脳変性症』という難病を患っています。運動神経を司る脊髄や小脳、脳幹が、萎縮していき、バランスが取れなくなったり、呂律が回らなくなったり、字が上手く書けなくなったり、最終的には、寝たきりになる病気です。

―日常生活で特に困る事はなんですか?
日々症状が進行していて指先の動きも思うようにいかず、卵も上手く割れなくなってしまいました。普段着る服も指が上手く動かせないと着るものが限られてきます。ボタンが上手く止められないから、始めからシャツを着るという選択肢がなくなり、着やすいTシャツばかりを選んでいます。

―そんな中、シャツをカスタムしようと思ったきっかけを教えて下さい。
あるブランドの「ユニバーサルデザイン」のシャツに出会いました。ボタンがマグネットになっていて脱ぎ着しやすい。このシャツのように自分の手持ちの好きな服も1人で楽に着られるようになりたいと思いました。縫製工房Kagariさん内の縫製職人さんに相談し、手持ちのシャツをマグネットボタンに取り替えて頂きました。

―そのシャツを初めて着た時の感想は?
嬉しかった!笑。1人でも脱ぎ着しやすくなりました。最初からユニバーサルデザインの服を探さなくても、後からカスタムすれば良いという事が分かった事も凄く嬉しかった。そして、このカスタムを他の人も出来ると良いのになぁと思いました。 

―水野さんと初めて会った時の印象は? 
明るくて楽しそうな人だなぁと思い、看護師さんと聞いて納得しました笑ユニバーサルデザインをやりたいと思ってるというお話を聞いた時は、自分が役に立てるかも!と凄く嬉しかったです。
※ユニバーサルデザインとは…身体能力の違いや年齢、性別、国籍に関わらず、すべての人が利用しやすいようにつくられたデザインのこと。ユニバーサルには「普遍的な」という意味がある。

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木全恵理子(木玉毛織株式会社/ガラ紡製品企画:一宮市出身)

老舗の機屋 木玉毛織の末っ子として生まれる。高校卒業後、栄養士の道を志すもお母様の病気の介護に専念するために断念。介護の傍ら、ガラ紡製品のオンラインストアを立ち上げるため木玉毛織に入社。現在もブランドの運営をしながら、自身も病気と戦う日々を送っています。
➡ ガラ紡のお店【キタマオンライン】

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水野佳奈さん(写真右)インタビュー

―縫製職人になるきっかけを教えてください
実は前職は一宮市内の病院で看護師として10年間働いていました。学生時代は服飾の学校に通い縫製を学びましたが、迷った末に縫製の道ではなく看護の道に進みました。看護師時代には縫製の技術を活かし、患者さんの袖口にゴムを入れて着脱しやすくしたり、滑りやすい素材で靴下を履くための自助具を作ったり、拘縮予防のクッションを作ったりもしていました。

―看護の道からどうやって縫製の道へ?
2019年頃から母親が通っていた「縫製工房Kagari」の縫製教室に自分も通うようになり、それが本当に楽しくて仕方がなかったです。久々に本格的に縫製を行うようになり、小さい頃から大好きだった縫製の事を思い出しました。「やっぱり縫製の仕事がしたい」と思い、2021年に看護師を辞めKagariへ転職を決めました。

―元々身体の不自由な方のための服作りに興味があったそうですね?
そうなんです。せっかく看護師として働いていたのだから、その経験を活かして身体の不自由な方でも着やすい服を作りたいという思いはKagariで働きだした頃からありました。恵理子さんがいるというのも代表の宮本から聞いていたので、何かお手伝いできる事はないか?と思っていました。

―恵理子さんに初めて会った時の印象は?
最初は病気の程度がどれぐらいなのか分からなかったので、毎日車椅子でお仕事に来ていてすごいなぁと思ってました。この企画で初めてちゃんとお話しできて、病気のことも隠さずサラッと話されるし、ユニバーサルデザインに関しても遠慮なく聞いて下さいと言ってもらえるので心強いです。同い年だったのも嬉しいです笑。

―今後「マル秘カスタム」をやっていく事について
楽しそう!だと思います笑。色々な事が出来るし、色々なカスタムが思い浮かびます。周りの人も賛成してくれてるし、喜んでくれている。看護師として得た専門知識が役立つ事にも喜びを感じています。どんな些細な事でもいいので、色々な方がカスタムしに来て欲しいです!

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水野佳奈(縫製工房Kagari/縫製職人:一宮市出身)
服飾学校を卒業した後、看護学校に通い、一宮市内の病院にて10年以上看護師として勤務。母親が通っていた縫製工房Kagariの縫製教室に通った事をきっかけに縫製工房Kagariに転職。現在は縫製職人として様々な服を作る日々を送っています。

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ア ク セ ス

尾張一宮・名鉄一宮駅からクルマで15分/西口名鉄バスで20分「西萩原」下車徒歩5分
494-0011 愛知県一宮市西萩原上沼40
木玉毛織株式会社内「
縫製工房kagari」担当:宮本
( 正門入って左側の建物です )

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「尾州テキスタイル工房kagari」から「縫製工房kagari」へ名称変更しました